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海外詐欺電話を速やかにと止める方法|国際番号ブロックで被害をゼロに!

この記事では、固定電話の「国際電話不取扱受付センター」や、12月から始まる防犯アプリ「デジポリス」の新機能など、無料で今すぐできるブロック方法を徹底解説。大切な家族を守る仕組みづくりを紹介します。

 

過去ブログにて、いろいろな詐欺を紹介しています。

是非、そちらの記事も参考にしてください。

kanetojiyuutoalfaromeo.com

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海外詐欺電話を速やかに止める方法|国際番号ブロックで被害をゼロに!

 

もくじ

 

はじめに

スマホや固定電話に「+1」「+44」「+63」など、見慣れない番号から電話がかかってきたことはありませんか?
最近、このような海外番号を使った詐欺電話が急増しています。

警察庁によると、特殊詐欺に使われた電話番号のうち、なんと約73.5%が国際電話番号
つまり、詐欺電話の10件中7件以上は「海外から」かけられているのです。

しかも、詐欺グループは日本語の自動音声を使い、SNSや通販履歴などからターゲットを絞って電話してきます。
見た目は「普通の電話」なのに、実はあなたのお金を狙うワナ。

本記事では、

  • 海外詐欺電話のリアルな手口と事例

  • 固定電話・スマホで今すぐできるブロック法

  • 12月から始まる最新の防犯アプリ機能

を、実例を交えて徹底的に解説します。
**「詐欺を見抜く力」ではなく「詐欺を寄せつけない仕組み」**で、自分と家族を守りましょう。


なぜ海外番号が増えているのか?

背景には、日本国内の通信規制の強化があります。
警察やキャリアが「怪しい番号」をどんどん停止しているため、詐欺グループは規制が緩い海外番号を使っているのです。

さらに最近では、インターネット経由で日本国内に電話をかけられる「VoIPIP電話)」を利用しているケースも増えています。
つまり、海外からでも日本の番号に“安く・大量に”電話をかけられるわけです。

その結果、

平日の昼間に突然「+63(フィリピン)」や「+44(イギリス)」からの着信。
出てみると、日本語の自動音声で「料金が未払いです」と流れる。

──こんなパターンが増えているのです。

 

フィリピン発・国際詐欺グループの実例:想像以上に“海外”が拠点になっている

近年、詐欺グループの活動拠点が海外に移り、特に フィリピン が“国際詐欺ネットワークのハブ”とも言える役割を担っていることが報じられています。

例えば、2025年2月、フィリピン警察当局はマニラ首都圏パサイ市の高層マンションにおいて、**400人以上(中国・ベトナム・韓国・マレーシアなどからの外国人多数)**が関与していたとされる「オンライン賭博・詐欺コールセンター」の摘発を実施しました。被疑者らは、SIMカードやパソコンを多数所有し、海外(主に日本・米国・欧州)を対象に詐欺的な電話・投資勧誘・暗号通貨スキームを運営していたとされています。AP News

また、フィリピン移民局が「フィリピン人をソーシャルメディアを通じてリクルートし、海外で詐欺センター(コールセンター)やネット賭博の“スカム拠点”に動員している」と警告を出しています。Bureau of Immigration Philippines

これらの動きから理解すべきは:

  • 詐欺電話の発信源が「海外番号」だからと言って “遠い他人事” ではない。

  • 発信側がフィリピン等から大量に作動しており、私たちの電話帳に登録のない番号からでも、容易に“詐欺電話”がかかってくる仕組みができ上がっている。

  • 「海外だから捕まらない」「国際電話だから大丈夫」という意識こそ、逆に狙われる要因だということ。

読者の皆様には、“海外発だからめったに被害にならない”という甘い思い込みを捨てていただきたい。詐欺グループは“国際番号”“海外拠点”“大量のSIMや偽装装置”を駆使しており、私たちのスマホ・固定電話に直接影響を及ぼし得る存在です。


海外詐欺電話の代表的な手口と実例

ここでは、実際によくある5つの手口を紹介します。
どれも「ありそう」に感じるのが怖いところです。


1. 国際ワン切り詐欺

一瞬の着信に、つい折り返してしまう心理

「+263」「+685」など見慣れない番号から、1回だけコール音が鳴って切れる。
「あれ?誰だろう」と思って折り返すと、高額な通話料を請求される──これが典型的なワン切り詐欺です。

実際、ある60代男性は「海外出張中の知人かと思い、折り返した」と証言しています。
数秒の通話で請求金額は3,000円超。
相手は課金型番号を使っており、1通話ごとに利益を得ていたのです。

👉 知らない海外番号に折り返さない。
これだけで防げるのに、心理的に“気になってしまう”のが狙いです。


2. 架空料金請求詐欺

「支払い遅延」「サービス停止」の言葉で不安をあおる

国際番号から「料金が未払いです」「このままでは契約が解除されます」という自動音声が流れるタイプ。
まるで本物の会社のような口調で話すため、慌てて番号を押してしまう人が後を絶ちません。

ある40代女性は「Amazonを使っているので本物かと思った」と話しています。
案内に従って入力したクレジットカード情報を、不正利用されてしまいました。

👉 企業は国際番号で料金請求の電話をしません。
メールや公式アプリ以外での請求連絡はすべて疑いましょう。


3. ニセ警察・官公庁かたり詐欺

「口座が犯罪に使われた」と焦らせる

「警察です」「税務署からです」「あなたの口座が悪用されています」
──そんな電話が海外番号からかかってくるケースが増えています。

一見、落ち着いたトーンで話すため、信じてしまう人も多いのがこの手口の特徴。
「口座を保護するため、一時的に別の口座へ移してください」と誘導し、“安全な口座”に送金させるのです。

実際に被害に遭った70代の女性は、約200万円を送金してしまいました。
相手の日本語は流暢で、偽造された「警察手帳の画像」まで送られてきたとのこと。

👉 警察や役所が海外番号で連絡することは絶対にありません。


4. サポート詐欺

「ウイルス感染しました」と偽って電話を誘導

インターネット利用中に「ウイルス感染!」という警告画面が表示され、
「今すぐサポートに電話してください」と海外番号が出る──これがサポート詐欺です。

電話すると、「パソコンを遠隔操作で確認します」と言って遠隔ソフトを入れさせ、
結果的にパソコン内の個人情報を抜かれたり、「修理費」名目で数万円を請求されたりします。

👉 サポート窓口が海外番号を使うことはありません。
冷静になって、まずは検索して正しい連絡先を確認しましょう。


5. 自動音声ガイダンス詐欺

「番号を押す」「入力する」が罠

国際番号から「サービス停止」「再認証」などの自動音声。
番号を押すように誘導して、個人情報を入力させるのが目的です。

一見、機械的で“事務的”だから安心しやすい。
しかし入力した瞬間、情報は詐欺グループに渡ります。

👉 電話の自動音声に従って番号を押さない。
大手企業なら、音声で「国際電話」から案内することはありません。


固定電話の対策|国際電話不取扱受付センターを活用

高齢者を中心に、固定電話は今も日常生活に欠かせません。
しかし、そのぶん詐欺グループに狙われやすい。

詐欺師たちは「カモリスト」と呼ばれる名簿を使い、
「一度電話に出た」「話を聞いた」人を重点的に攻撃してきます。

そこで有効なのが、**「国際電話不取扱受付センター」**の利用です。

www.kokusai-teishi.com

この制度の特徴

  • 海外からの発信を完全に遮断(無料)

  • 固定電話会社に連絡するだけで簡単に申請可能

  • 特別な理由がなければ誰でも利用できる

申し込み手順

  1. 現在契約している固定電話会社(NTTなど)に連絡

  2. 「国際電話不取扱を申し込みたい」と伝える

  3. 数日で設定が完了し、海外発信の電話はすべて遮断

設定後は、海外からの着信音すら鳴らなくなります。
「母の電話が静かになって安心した」との声も多く寄せられています。


スマホの対策|現状と限界

スマホの場合は、「電話帳ナビ」や「迷惑電話ブロック」などのアプリで一定の防御は可能です。
しかし、これらは既存の迷惑番号データベースに頼っており、
新たに使われ始めた海外番号には対応が追いつかないという限界があります。

さらに、海外からの着信を一括でブロックする設定は、
AndroidiPhoneどちらにも「標準では存在しない」のが現状です。


最新対策|12月から始まる警視庁アプリ「デジポリス」

国際電話番号ブロックシステム搭載予定

2025年12月から、警視庁の公式防犯アプリ「デジポリス」に
海外詐欺電話ブロック機能が追加されます。

www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp

機能の特徴

  • 海外番号を通信段階で遮断

  • 利用は無料

  • Android:着信そのものを止める

  • iPhone:通知を非表示/静音にする

これは、スマホではこれまで不可能だった「国際番号の自動遮断」を実現する仕組み。
通信事業者や警察の協力により、安全なネットワークで実装されます。

今のうちに「デジポリス」をインストールしておけば、
12月以降、アプリが自動的にアップデートされてこの機能が使えるようになります。


家族を守るために今すぐできること

特に高齢者は「電話が生活の一部」であり、
「知らない番号でも出るのが礼儀」と思っている方も多いです。

そのため、家族がサポートして環境を整えることが大切です。

家族向けチェックリスト

  1. 固定電話は「国際電話不取扱」を申し込み済みか?

  2. スマホに「デジポリス」または迷惑電話アプリを入れているか?

  3. 海外からの連絡はLINEなど別手段に切り替えているか?

  4. 「知らない番号には出ない」と伝えているか?

  5. 最新の詐欺ニュースを定期的に共有しているか?

こうした「仕組み+習慣」で、被害をほぼゼロにできます。


おわりに|“守る力”をアップデートしよう

詐欺グループは、私たちが慣れて油断したころを狙ってきます。
しかも「声」「言葉」「制度」まで精巧に模倣する時代。

もう、「だまされない自信」では防げません。
これからは、“だまされる前に近づけない”仕組みを作ることが最大の防御策です。

固定電話は「国際電話不取扱受付センター」で遮断。
スマホは「デジポリス」で自動ブロック。

たったこれだけで、あなたの家の電話から“詐欺”が消えます。

ぜひ今日から設定して、あなたと家族の生活を守ってください。
詐欺被害を減らすのは、知識ではなく「一つの行動」です。


📌 まとめ

  • 海外からの詐欺電話は全体の7割以上

  • 手口は日々巧妙化(ワン切り架空請求/サポート詐欺など)

  • 固定電話 → 「国際電話不取扱受付センター」で無料遮断

  • スマホ → 12月から「デジポリス」で海外番号を自動ブロック

  • 「知識より仕組み」で、家族ぐるみの防犯を実現

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

この記事が少しでも参考になれば幸いです✨

 

 

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