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第3部:60代以降の資産形成と健康管理|老後も安心して暮らすための貯蓄・投資・稼ぐ力の活かし方

60代以降は年金生活だけでなく医療費や介護費も重なりやすい時期。しかし固定費の見直しや安定型投資、健康維持と稼ぐ力を活かせば、安心で充実したセカンドライフを実現できます。

 

 

第3部:60代〜リタイア組(60代以降) ― 守りと活かし方で安心のセカンドライフ

 

もくじ

 

 

 

はじめに

 

 

 

60代以降は、収入・生活・健康のバランスが大きく変わる時期です。

 

  • 年金が主な収入源となる
  • 医療費や介護費用の増加
  • 生活費や趣味、旅行などの支出も無視できない

 

 


一方で、近年は65歳以降も現役で働き続ける人が増えています。

健康で体力・集中力を維持できることが、その鍵になります。

ここでは、資産を守りつつ健康を保ち、必要に応じて収入を確保する方法を具体的に解説します。

 

 

1. 固定費を減らし、生活の安心を確保

 

 

リタイア後は収入が減るため、固定費が家計を圧迫します。

 

 

見直すべきポイント

 

 

  • 住宅費:ローンが残っている場合は繰上げ返済や売却・賃貸を検討
  • 保険料:生命保険や医療保険の過剰な保障を整理
  • :維持費の高い車の見直し、公共交通の活用
  • 通信費・サブスク:必要最小限に整理

 

 


例:住宅ローン8万円+保険2万円+車の維持費3万円 = 月13万円

固定費を3〜4万円減らせれば、年間36〜48万円の余裕が生まれます。

このお金は生活費の補填や医療・介護費用の備えに活用できます。

 

 

 

2. 資産運用は「守り」にシフト

 

 

退職後はリスクを抑えた運用が基本です。

 

  • 投資期間が短いため、元本割れリスクは避ける
  • 安定的な配当や債券で生活費を補う

 

 

ポイント

 

  • 新NISAやつみたてNISAの安定型ファンドを活用
  • 高配当株・債券で取り崩しながら運用
  • 元本の一部は普通預金・定期預金で安全確保

 

 


例:月10万円を投資で補う場合、年利3〜4%で取り崩すと資産が長持ち。

nikudaisukigennsann.hatenablog.com

 

 

 

3. 健康を保つことが65歳以降の収入と生活のカギ

 

 

健康であれば、65歳以降も働き続けることが可能です。

体力・集中力・免疫力を維持することは、生活の安心だけでなく、稼ぐ力にも直結します。

 

 

健康を保つためのポイント

 

 

  • 食生活の工夫

   野菜・魚中心のバランス食

 

  • 塩分・糖分・脂質を控えめに

   高齢でも噛みやすく消化の良い食材を意識

 

  • 適度な運動

   週3〜4回のウォーキングや軽い筋トレ

   ストレッチや体幹レーニングで転倒防止

   水泳や自転車など、関節に負担の少ない有酸素運動

 

  • 睡眠と休養の確保

   7時間前後の質の良い睡眠
   日中の軽い昼寝で体力回復
   睡眠リズムを一定に保つ

 

  • 定期的な健康チェック

   年1回の人間ドックや健康診断
   血圧・血糖値・コレステロールの管理
   早期発見で治療コストや入院リスクを減らす

 

  • 社会的なつながり・ストレス管理

   家族や友人、地域コミュニティとの交流
   趣味やボランティア活動で心身の健康を維持

 

 

 

4. 健康なうちは“稼ぐ力”を活かす

 

 

健康であれば、セカンドライフでも小さく働くことが可能です。

 

  • 趣味を活かした副収入(陶芸・絵画・写真など)
  • コンサルティング・講師活動
  • 家事代行や地域の仕事などパート収入

 

 

こうした活動は、生活費を補うだけでなく、生きがいや社会とのつながりも得られます。

健康維持と収入確保は両立できるのです。

 

 

 

5. 医療・介護費用への備え

 

 

 

リタイア組にとって医療費・介護費は予測が難しい支出です。

 

  • 健康保険・高額療養費制度の理解
  • 介護保険や民間介護保険の検討
  • 日常生活の支出を見直し、医療・介護費用に備える

 

 


健康維持と固定費・資産運用の工夫で、無理のない生活費計画が可能になります。

 

 

6. まとめ

 

 

60代以降の資産形成で重要なのは 「守り」と「活かし方」のバランス です。

 

  1. 固定費を減らし、生活費の余裕を確保
  2. 投資は安定型にシフトして資産を守る
  3. 健康を維持して65歳以降も働ける状態を作る
  4. 副業や趣味で少しでも収入を確保
  5. 医療・介護費用を考慮して生活設計を立てる

 

 


健康で体力があれば、65歳以降も現役で活躍できます。

資産形成と健康管理を両立させることで、安心で充実したセカンドライフを送ることが可能です。

 

そしてもう一つ大切なのは、20〜30代・40〜50代からの積み重ねです。

 


若い頃に「固定費を抑える習慣」や「投資を始める意識」を持っていた人は、老後に資産の安心感を得やすい。
40〜50代で「教育費と老後資金を両立させる工夫」や「副業・稼ぐ力の確保」に取り組んでいた人は、定年後も柔軟に働ける。
その積み重ねがあってこそ、60代以降は「守りながらも活かす」ステージに移れるのです。

 

 

つまり、リタイア後の安心は、それまでの人生で培ったお金の意識と健康習慣の延長線上にあるのです。

若い頃からの準備が、老後に余裕をもたらし、セカンドライフをより自由で充実したものにしてくれます。

 

 

 

 

3部作(20〜30代・40〜50代・60代〜リタイア組)が完了しました。全てお読みいただいた方、本当にありがとうございます。

もしこの記事からお読みいただいたのであれば、

第1部:「年代別で変わる!貯蓄に関する意識と資産形成のポイント」 

nikudaisukigennsann.hatenablog.com

 

第2部:40〜50代の貯蓄と投資|教育費ピークでも無理なく資産形成する方法

nikudaisukigennsann.hatenablog.com

もあるので、是非参考にお読みいただければと思います。

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。

この記事が少しでも参考になれば幸いです✨