
20代・30代のうちに身につけたいお金の習慣を解説。貯蓄だけでなく新NISAでの投資、副業による稼ぐ力まで、将来に備える資産形成のヒントを紹介します。
第1部:20〜30代向け ― スタートダッシュが未来を変える!貯蓄意識と資産形成の始め方
もくじ
- はじめに:20〜30代の貯蓄意識の特徴
- 固定費に注意!車や家は本当に必要?
- 若さは最大の武器 ― 「時間」を味方にした投資
- 新NISAを活用しよう
- 節約だけでは限界、副業で収入アップを狙う
- 自己投資も「稼ぐ力」を高める手段
- 自己投資の定義:リベ大流
- まとめ:今から動けば人生が楽になる
はじめに:20〜30代の貯蓄意識の特徴
20〜30代は「社会人として働き始める」タイミング。収入が少しずつ増え、自由に使えるお金も出てくる時期です。
同時に、車やマイホームへの憧れ、結婚・子育てといったライフイベントが重なり始めます。
しかし、この時期に お金に対する意識をどう持つか で、後の人生が大きく変わります。
- 収入は上がるが支出も増えやすい
- つい「見栄消費」や「浪費」に走ってしまう
- 将来が漠然と不安だが、何をすればいいかわからない
だからこそ、若いうちから 貯蓄・投資・稼ぐ力 の3本柱を意識することが重要なのです。

固定費に注意!車や家は本当に必要?
20代〜30代の多くが抱える大きな出費に「車」と「住宅」があります。
車の場合
- 車両本体価格(ローン)
- 自動車税・重量税
- 保険料
- 駐車場代(都市部では月2〜3万円)
- ガソリン代・メンテナンス費用
こうした維持費を合わせると、年間で50万〜100万円以上になることも珍しくありません。
住宅の場合
こちらも「毎月の支出」に大きくのしかかります。
👉 若いうちに収入に見合わない大きなローンを組んでしまうと、自由に使えるお金がなくなり、投資や自己投資に回す余裕がなくなる のです。
若さは最大の武器 ― 「時間」を味方にした投資
投資において「20代から始めること」は、最大のアドバンテージです。
なぜなら お金が増える仕組み(複利効果) が「時間」と相性抜群だからです。
シミュレーション例(毎月3万円を利回り5%で積立投資した場合)
- 25歳から65歳まで40年間 → 約4,600万円
- 35歳から65歳まで30年間 → 約2,500万円
- 45歳から65歳まで20年間 → 約1,200万円
👉 同じ金額を積み立てても、スタートが10年遅れるだけで 最終的な資産は半分近くになる のです。
新NISAを活用しよう
- 毎年最大360万円まで投資可能
- 利益が非課税(通常なら20%課税)
- つみたて投資枠なら少額から始められる
特に20代・30代は「長期運用」が可能なので、株式や投資信託で大きな成長を狙えるチャンスがあります。
節約だけでは限界、副業で収入アップを狙う
「貯蓄を増やそう」と考えると、まず思いつくのは 節約 です。
もちろん無駄を削ることは大切ですが、節約には限界があります。
- 食費を削りすぎれば健康を害する
- 趣味や交際費をゼロにすると生活が味気なくなる
- 光熱費や通信費も削れるのは月数千円程度
👉 そこで大事なのが 「稼ぐ力」を身につけること です。
副業の例
- Webライティング(初心者でも始めやすい)
- 動画編集やデザイン
- プログラミング・Web制作
- せどり・物販
- 資格を活かした副業(簿記・語学など)
副業で月3万円稼げるだけで、年間36万円。
そのお金を新NISAで投資に回せば、将来は何百万円という資産になります。

自己投資も「稼ぐ力」を高める手段
20代〜30代は、スキルやキャリアの伸びしろが大きい時期です。
貯蓄や投資と同じくらい大切なのが 「自分に投資する」こと。
- 資格取得やスキルアップ講座
- 語学学習
- 新しい分野への挑戦
これらは「支出」ではなく「未来の収入を増やす投資」です。
20代〜30代での自己投資は、将来の収入増という形で大きく返ってきます。
自己投資の定義:リベ大流
ここでいう自己投資の定義は、**「収入アップに繋がる投資」**です!😊
リベ大流自己投資について、以下のように詳しく説明。
1. 自己投資の定義
一般的に、海外旅行や新しい体験、美容などにお金をかけることも自己投資と言われることがあります。しかし、リベラルアーツ大学(リベ)では、自己投資をより明確に定義しています。
それは、**「収入アップに繋がる投資」**のことです。具体的には、資格を取って報酬をアップさせることや、スキルを磨いて報酬をアップさせることがこれに該当します。
自己投資が重要視されるのは、それをしないと収入がアップせず、「稼ぐ力」が伸びていかないからです。貯める力(節約)や増やす力(投資)だけでは、お金持ちになるのに時間がかかります。多くの人が「今使えるお金」を増やしたいと考えており、そのためには収入を上げることが王道であり、そのために自己投資が必要だと両学長は伝えています。
2. 「下手っぴな自己投資」に注意!
一方で、両学長は「下手っぴな自己投資」についても警鐘を鳴らしています。
自己投資という名の浪費
回収見込みがない高額スクールに通ってお金を溶かすだけ
具体的にどう収入アップに繋がるか説明できないもの
よく分からない民間資格を取って満足しているだけ
これらは適切な自己投資とは言えません。特に、資格取得自体が目的になってしまう罠にも注意が必要です。世の中のほとんどの資格は、資格を取っただけでは稼げず、スタート地点に過ぎないと考えています。
まとめ:今から動けば人生が楽になる
20〜30代のうちに持つべき「貯蓄に関する意識」をまとめると:
- 固定費に縛られない暮らし
車や家のローンは慎重に。固定費を抑えると自由度が高まる。 - 投資で「時間」を味方に
新NISAを活用し、少額でも早く始めることが大切。 - 節約+副業+自己投資で稼ぐ力を育てる
節約には限界あり。収入を増やす視点を持つ。 - 若さは最大の武器
時間がある今こそ、貯蓄と投資とスキルアップを同時に始める。
将来の安心感は「お金があるかどうか」ではなく、「お金をコントロールできるかどうか」で決まります。
20代・30代の今から行動を起こせば、40代・50代になったときに「やっておいてよかった」と必ず思えるはずです。
第2部では40~50代の教育費と老後資金について解説しています。
nikudaisukigennsann.hatenablog.com
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事が少しでも参考になれば幸いです✨