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家賃高騰】家を買うか賃貸か?首都圏マンション市場の最新動向と投資判断

東京

東京23区の家賃は1年で9%上昇!首都圏全体で賃料が高止まりする中、「家は買うべきか、賃貸で暮らすべきか」をトータルリターンの視点から徹底解説します。

 

 

 


〜家賃上昇中❗️家を買うべきか❓〜

 

もくじ

 

 

はじめに

 

 

「最近、家賃が上がってきた…」と感じている人は多いのではないでしょうか。

実際、東京23区の賃料は2024年1月以降、4ヶ月連続で最高値を更新しています。

 


特に分譲マンションの賃料は東京23区だけでなく、神奈川県・埼玉県・千葉県といった首都圏全域で上昇トレンドにあり、今後も高止まりが予想されています。

 


では、家賃が上がる今こそ「家を買ったほうがいい」のでしょうか?

この記事では、最新のデータや不動産市場の背景を整理しながら、「買うべきか、借りるべきか」 をトータルリターンの考え方から解説します。

 

 

 

こちらの記事も参考に

住宅は人生の3大支出。
「買うか?借りるか?」の永遠のテーマを簿記で整理しました。数字で見る持家vs賃貸、知らないと損する話。

nikudaisukigennsann.hatenablog.com

 

 

 

東京23区・首都圏の賃料上昇トレンド

 

 

首都圏の分譲マンション賃料は、2019年以降右肩上がりの傾向を見せています。特に東京23区の上昇幅は顕著で、直近1年間で9%もの上昇を記録しました。

 

 

 

■ 賃料推移(2019〜2025年)

 

 

 

単位:1平方メートルあたり月額平均

 

 

出典:日本経済新聞「分譲マンション賃料1.8%高 5月東京23区築浅物件の供給増で」

 

 

  • 東京23区:2019年比で大幅上昇、2024年に過去最高を更新
  • 神奈川県・埼玉県・千葉県:緩やかだが安定した上昇傾向
  • 首都圏全体:高水準で安定推移が予想される

 

 

つまり、「今借りると以前よりも確実に高い家賃を払うことになる」状況です。

 

 

 

なぜ家賃が上がっているのか?

 

 

 

背景にはいくつかの要因があります。

 

  • 築浅・高級物件の供給増
    → 賃料が高くても借り手が見つかりやすい。
  • 住宅購入を諦める層の存在
    → 価格が高騰し、購入できない層が分譲賃貸に流れた。
  • 投資家の動き
    → 賃料上昇を見込み、築浅マンションを貸し出す投資家が増えている。

 

 


これらの要因が絡み合い、「借り手は増える、供給は限定的」 という構図ができ、賃料は上がりやすくなっています。

 

 

 

「家賃が上がるなら家を買ったほうがいい」?

 

 

 

賃料が高いなら「買ったほうが得では?」と考えるのは自然です。

しかし、住宅の購入は単なる「消費」ではなく、不動産投資でもあります。

 


投資には2つのリターンがあります。

 

 

 

この2つを合わせたものをトータルリターンと呼びます。

 

 

トータルリターン

結論:判断基準は「トータルリターン」

 

 

 

結論をシンプルにまとめるとこうなります。

 

  • 今後、不動産が値上がりして高いトータルリターンが見込めるなら → 家を買うべき。
  • 今後、不動産が大して値上がりせず、むしろ値下がりするなら → 賃貸のほうが無難。

 

 


つまり、家を買うかどうかは「自分が良い物件(=資産価値が高い家)」を選べるかどうかにかにかかってきます。

 

 

 

 

「いい家」とは何か?

 

 

 

よく誤解されるのが、「いい家=自分が気に入った家」ではないという点です。

 


ここでいう「いい家」とは、トータルリターンが高い家=資産価値の落ちにくい家のこと。

 


具体的には:

 

  • 駅近(徒歩10分以内)
  • 将来的に人口流入が見込まれるエリア
  • 築年数が浅く、修繕積立がしっかりしている
  • 管理体制が優れているマンション

 

 


こうした条件を満たす物件は、資産価値が下がりにくく、売却時にも高値で取引されやすいのです。

 

 

 

数字で考えるとシンプル

 

 

 

投資判断に感情を入れるとブレやすいので、数字で考えることが大切です。

 


例えば、手元に3,000万円あるとします。

 

  • 家のトータルリターン:3%
  • S&P500連動インデックスファンドのトータルリターン:7%

 

 

この場合、家を買うよりもインデックスファンドを買ったほうが資産は増えやすい。

 


とてもシンプルですが、多くの人が「家=住む場所」という感情で判断し、冷静な投資比較を忘れてしまいます。

 


投資の世界では昔から、

 

  • 事業の格言:「売上はすべてを癒す」
  • 投資の格言:「トータルリターンはすべてを癒す」

 

 


と言われます。

 


どんな商品でも、リターンが高ければ最終的に勝ちです。逆に、リターンが低ければ重い足かせになります。

 

 

まとめ

まとめ:家賃上昇と「買うべきか」の答え

 

 

  • 首都圏の分譲マンション賃料は上昇中。
  • 家賃上昇を背景に「家を買うべきか」と考える人が増えている。
  • ただし、購入は「不動産投資」であり、判断基準はトータルリターン。
  • 資産価値の高い「いい家」が買えるなら購入は有利。
  • 自信がないなら無理に買わず、賃貸で十分。

 

 


最後に、もっとも大切なのは次の原則です。

 

  • リスク許容度の範囲内で投資すること
  • トータルリターンが高い商品を選ぶこと
  • 長期的に育てること

 

 


これを守れる人は、やがて富裕層に近づく可能性が高まります。

 


「住む家がなくなるのでは?」と不安になる必要はありません。日本は空き家が増えている国です。問題は「どんな家を選ぶか」であって、「家に住めるかどうか」ではないのです。

 

 

 

👉 家賃上昇は確かに悩ましいテーマですが、感情ではなく数字で判断すれば答えはシンプル。

「いい家=高いトータルリターンを生む家」を選べるかどうか。ここに尽きます。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。