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【完全なる不労所得】増配・高配当株投資とは?メリット・デメリットと連続増配株の選び方

不労所得

高配当株は「配当金がもらえる夢の不労所得」ですが、利回りの高さだけで選ぶのは危険。メリット・デメリット、そして安定収入につながる連続増配株の魅力を初心者にもわかりやすく解説します。

 

〜【完全なる不労所得】増配・高配当株に投資しよう〜

 

もくじ

 

はじめに

 

「働かなくてもお金が入ってくる」――多くの人が憧れる「不労所得」。

その代表的な手段のひとつが 高配当株投資 です。

 


ただし、初心者がいきなり「配当利回りが高いから!」と飛びつくと、あっという間に資産を減らしてしまう危険もあります。

実際、高配当株投資はインデックス投資よりも難易度が高いアクティブ運用の一種。

 

この記事では、

 

  • 高配当株とは何か
  • メリットとデメリット
  • 初心者が陥りやすい失敗
  • 投資対象として注目される「連続増配株」
  • インデックス投資との違いと使い分け

 

を徹底的に解説していきます。

 

 

高配当株とは?

 

高配当株とは、株価に対して支払われる配当金の割合(配当利回り)が高い株式 のことを指します。

配当利回りは次のように計算されます。

 

配当利回り = 1株あたりの年間配当金 ÷ 株価 × 100

 

例えば、株価が1,000円で年間配当が50円なら、配当利回りは5%。

銀行預金の利息がほぼゼロに近いことを考えると、5%の配当は非常に魅力的に見えますよね。

 

しかし、利回りの高さには必ず理由がある のです。

 

 

高配当株のメリット

 

まずは高配当株投資の魅力を整理しましょう。

 


完全にほったらかしで配当金がもらえる

株を保有しているだけで、定期的に現金が入ってきます。

 


収入の予測が立てやすい

株価は上下しても、配当金は比較的安定的。将来の収入設計を立てやすくなります。

 


下落局面でも安心感がある

株価が下がっても配当金が入ってくるので、長期保有がしやすい。

 


人生の保険になる

毎年数十万円、数百万円の配当があれば、仕事や老後の不安を和らげてくれます。

 

 

高配当株のデメリット

 

 

メリットばかり見てしまうと危険です。デメリットを理解してこそ、正しい投資判断ができます。

 


✔️ 成長性が低いことが多い

高配当企業は「成熟企業」が多く、急成長は見込みにくい。株価の値上がりは期待できません。

 


✔️ 配当金には税金がかかる

日本では配当に約20%の税金がかかります。受け取れる金額は思ったより減ります。

 


✔️ 高配当=リスクが高い可能性

利回りが高いのは「株価が下がっているから」。不人気株やトラブルを抱えた企業の可能性があります。

 


✔️ 減配・無配リスク

業績が悪化すれば、配当は減らされる(減配)、あるいはゼロ(無配)になることも。

 

つまり「利回りの高さ」だけを見て買うのは危険ということです。

 

難しい

高配当株投資が難しい理由

 

 

企業は本来、稼いだお金を 成長のために再投資 したいはずです。

それをせずに多くを株主に還元しているということは、

 

  • 成長余地が少ない
  • 投資チャンスが乏しい

 

 

という裏返しでもあります。

 

例えば、Amazonのような成長企業は 無配 です。

その分、事業に投資して大きく成長し、株価を伸ばしてきました。

 

一方で「配当利回り5%以上!」と宣伝されている株は、株価が下がって不人気化していることが多い。

不人気=業績不振やトラブルを抱えている可能性大です。

 

 

では何に投資すれば良いのか? ― 連続増配株

 

 

そこで注目すべきは 連続増配株 です。

 

 

連続増配株とは?

 

「毎年配当を増やし続けている企業」のこと。

米国には25年、50年以上も増配を続けている企業が数多く存在します。

 

  • 事業が安定して成長している
  • 株主還元の姿勢が強い
  • 不況でも簡単に減配しない

 

という特徴があります。

 

例:米国の連続増配企業

 

 

銘柄(ティッカー) 会社名 主な事業/セクター 増配の継続年数の目安 特に注目すべきポイント
KO Coca-Cola Co. 飲料(消費財 約60年以上 ブランド力が強く、景気後退にも比較的強い
JNJ Johnson & Johnson 医薬品・医療用品・消費財 約30年以上 医療関連で持続性が高い
PG Procter & Gamble 消費者向け日用品 長年連続増配銘柄 日用品なので景気変動の影響が比較的小さい

 

いずれも世界的に安定した企業で、株主に長く報いてきました。

 

日本で30年以上の連続増配企業は花王(4452)一社のみ。

 

 

高配当株投資のリスク整理

 

高配当株投資には次のようなリスクがあります。

 

  • 低成長で株価が上がりにくい
  • 減配・無配転落の可能性
  • 為替リスク(米国株の場合)

 

日本株でも同様で、必ず「配当が維持・増加しているか」を確認する必要があります。

 

 

インデックス投資 vs 高配当株投資

 

では、インデックス投資と高配当株投資、どちらが良いのでしょうか?

 

  • 難しいことが苦手ならインデックス投資
    → 放置でOK、誰でもできる、再投資も自動的。
  • 銘柄選びに自信があるなら高配当株投資
    → 連続増配株や割安株、クオリティ株などを組み合わせればインデックスを上回る可能性も。

 

つまり、

「悩むならインデックス投資。腕に自信があれば高配当株投資」

これが結論です。

 

 

高配当株投資の楽しみ方

 

高配当株投資の醍醐味は、入ってきた配当金を自由に使えること です。

 

  • 家族との外食に使う
  • 趣味にあてる
  • 旅行の資金にする

 

もちろん再投資して資産を増やすのも良いですが、

「お金が働いて稼いだ収入を、自分や家族のご褒美に使う」

これは投資のモチベーションを大きく高めてくれます✨

 

まとめ

まとめ

 

  • 高配当株は「持っているだけで配当金が入る不労所得」だが、利回りの高さだけで判断すると危険。
  • 成熟企業が多く、株価上昇は期待しづらい。減配リスクや為替リスクもある。
    狙うべきは 連続増配株。安定した成長企業で長期的に配当を増やしている銘柄がベスト。
  • インデックス投資より難易度は高いので、初心者はまずインデックス投資から始めるのがおすすめ。
  • それでも挑戦したい人は、連続増配株や割安株を組み合わせ、長期目線で投資しよう。

 

 

高配当株投資は「完全なる不労所得」への道。

ただし、焦らず、欲張らず、正しい知識を持って取り組むことが大切です。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

この記事が少しでも参考になれば幸いです✨