
「AIで楽に稼げる」という広告に注意!SNSで広がるAI副業詐欺は、高額な教材やサポート費用を請求し、多額の借金を背負う危険があります。実態と対策を解説します。
〜【AI副業詐欺に注意】「AIで楽に稼げる」に潜む罠とは?多額の借金を背負う人が急増〜
もくじ
- はじめに
- そもそもAI(人工知能)とは?
- 「AIで楽に稼げる」広告の実態
- なぜ多額の借金まで背負うのか?
- 世の中に「楽に稼げる方法」は存在しない
- 「稼ぐ力」はお金を払っても手に入らない
- 詐欺の典型的な手口
- 自己投資は大切。でも「最初から高額」は危険
- 本当に必要な考え方
- まとめ
はじめに
最近、SNSを開くと「AIで楽に稼げる!」「初心者でも副収入がすぐに得られる!」といった広告をよく目にしませんか?
ChatGPTなどAIツールの登場で、確かに世の中の働き方は変わりつつあります。しかし、この“AIブーム”に便乗して、詐欺まがいの副業ビジネスが横行しているのも事実です。
実際には収入どころか、教材費やサポート費用の名目で数十万〜数百万円を請求され、多額の借金を背負った人までいます。
本記事では、「AIで楽に稼げる」という甘い言葉の裏に潜む危険性と、私たちが絶対に気をつけるべきポイントを詳しく解説します。
そもそもAI(人工知能)とは?
AIとは「Artificial Intelligence(人工知能)」の略で、人間の知能をコンピューターで再現しようとする技術のことです。
代表的なのは以下のような機能です。
- 大量のデータを学習する(過去の情報からパターンを見つける)
- 文章や画像を生成する(ChatGPTや画像生成AIなど)
- 予測や判断を行う(株価予測、医療診断サポートなど)
近年特に注目されているのは「生成AI」と呼ばれる分野で、文章作成・プログラミング・デザインなどをAIが自動でこなせるようになりました。
AIの本質は「便利な道具」
AIはあくまで「人の作業を効率化するツール」であり、それ自体が勝手にお金を生み出すわけではありません。
包丁が「料理を助ける道具」であって「自動的に料理を作ってくれる存在」ではないように、AIも使う人の知識や工夫次第で成果が変わります。
つまり、「AIで楽に稼げる」という広告は、AIの本質を誤解させるような表現なのです。
「AIで楽に稼げる」広告の実態
SNS広告にあふれるキャッチコピー
- 「AI活用で簡単に副収入!」
- 「無料モニター募集中!今なら0円!」
- 「元東大生が教える!AIで年商○億円」
このような言葉が並ぶ広告は、X(旧Twitter)、Instagram、YouTubeなどに大量に出てきます。共通点は「誰でも」「楽に」「すぐに」稼げると強調していることです。
誘導の流れ
この流れで数十万円〜数百万円の教材やサポートを契約させる手口が横行しています。
なぜ多額の借金まで背負うのか?
AIという言葉には「新しい」「最先端」「自分にはわからないけどすごそう」というイメージがついています。そのため、
- 「今しかないチャンス」
- 「AIを知らないと時代に取り残される」
- 「AIを使えば誰でも稼げる」
といった言葉に不安や焦りを煽られてしまうのです。
しかし実際には、AIを使ったからといってすぐに稼げるわけではありません。むしろ「AIをどう使うか」は、地道な学習と試行錯誤を繰り返さなければ身につかないスキルです。
世の中に「楽に稼げる方法」は存在しない
ここで強く言いたいことがあります。
👉 世の中に「楽に」「簡単に」稼げる方法は存在しません。
AIが登場しても、それはあくまで「仕事を効率化するツール」であって、「稼ぐ力そのもの」を与えてくれるものではありません。
たとえば、泳げない人が「100万円払うので1週間でプロ選手と同じレベルで泳げるようにしてください!」と言っても無理ですよね。仕事や副業も同じで、経験を積むには時間がかかります。お金を払ったからといって、突然スキルが身につくことはありません。

「稼ぐ力」はお金を払っても手に入らない
詐欺的な副業塾や情報商材に共通しているのは、「お金を払えば稼げるようになる」という幻想を売っていることです。
しかし、実際の「稼ぐ力」はこうして身につきます。
- 本や信頼できる人・教材で学ぶ
- 小さく実践してみる
- 失敗しながら改善する
- 少しずつ成果を積み上げる
つまり、時間と行動が必要なのです。お金を払って一気にショートカットすることはできません。
詐欺の典型的な手口
被害が増えているAI副業詐欺にはいくつかの典型的なパターンがあります。
- 「今なら無料」「0円モニター」から始める
→ 無料と思って参加したら、最終的に高額プランへ。 - 権威性を利用する
→ 「元東大生」「年商○億円実績」などの肩書きを強調。 - LINEやZoomに誘導する
→ 一対一のやりとりで心理的に断りづらくさせる。 - 限定感で焦らせる
→ 「今申し込めば半額!」「先着10名まで!」と煽る。
これらの要素が組み合わさって、冷静な判断力を奪われるのです。
自己投資は大切。でも「最初から高額」は危険
もちろん、自己投資は悪いことではありません。学びにお金を使うことは大切です。
しかし、 「副業を始めたばかりの段階」で高額なスクールや塾にお金を払う必要はありません。
なぜなら、まだ自分にどんなスキルが向いているのか、どこを強化すべきかもわからない状態だからです。
ある程度副業で成果が出てきて、「ここを伸ばせばさらに稼げる」という段階になってから必要な学びに投資すれば十分です。
本当に必要な考え方
稼ぐのに高額なお金を払わなくてもいい
お金を払ったからといって稼げるようにはならない
稼ぐ力を身につけるには時間がかかる(最低2年は腰を据えるつもりで)
この3つを頭に入れておくだけで、怪しい副業詐欺からかなり身を守れるはずです。

まとめ
AIは確かに新しい可能性を切り開く強力なツールです。しかし「AIで楽に稼げる」という甘い言葉には大きな罠が潜んでいます。
LINEやZoomに誘導する広告には要注意
高額な教材やサポートで借金を背負うリスクがある
稼ぐ力は「学び・行動・失敗・継続」でしか身につかない
👉 「楽に稼げる方法はない」
👉 「稼ぐ力はお金では買えない」
👉 「稼ぐには時間がかかる」
この3つを忘れないことが、これからの時代を生き抜く最大の防御になります。
焦らずコツコツ学び、自分の力で稼ぐスキルを育てていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事が少しでも参考になれば幸いです✨