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【初心者必見】インデックス投資は「暴落しても売らない」が最強戦略

 

暴落時の表情

投資初心者が最も恐れる「暴落」。しかし歴史が示すのは、暴落は短く強気相場は長いという事実。暴落時こそ売らずに淡々と積立を続けることが、将来の資産形成を成功に導く秘訣です。

 

 

インデックス運用 暴落しても大丈夫❗️売らないことの大切さ〜

もくじ

 

はじめに

 

インデックス投資を始めたばかりの方にとって、一番怖いのは「株価の暴落」ではないでしょうか。

せっかく積み立ててきた資産が一気に目減りすると、つい「もうこれ以上は無理だ…」と売ってしまいたくなる気持ちになります。

 

しかし、実はそこで「売らないこと」こそが投資の成功に直結します。

暴落は必ず来ます。しかも誰も避けられません。だからこそ 「暴落が来ても大丈夫❗️売らないことが大切」 という考え方をしっかり身につけることが重要なのです。

 

本記事では、過去のデータや投資の基本原則を踏まえながら「なぜ暴落しても売らなくていいのか」を初心者向けに分かりやすく解説していきます。

 

 

 

暴落は避けられない、しかも必ず起こる

 

株式市場の歴史を振り返ると、景気後退や金融危機、世界的なパンデミックなど、必ず「暴落」は何度も起こってきました。

これからも例外なく、数年に一度は大きな下落相場を経験することになるでしょう。

 

投資初心者の中には、

「暴落が来る前に売って、安値で買い直せばいいのでは?」

と考える人もいます。

 

しかしこれは、人生の「できそうでできないランキングTOP3」に入るくらい難しいことです。

なぜなら、相場の天井と底を正確に見極められるなら、世界一の大富豪になれるからです。

 

つまり 暴落を避けることは誰にもできない のです。

 

 

弱気相場は長く続かない、一方で強気相場は長い

 

では「暴落が来たらずっと株価は低迷するのでは?」と思うかもしれません。

実際の歴史をデータで確認してみましょう。

 

過去10回の弱気相場と強気相場の平均期間を比較すると…

 

弱気相場(株価下落が続く時期):平均1.1年
強気相場(株価上昇が続く時期):平均5.4年

 

つまり、暴落は必ず来るけれど、それはせいぜい1年前後。

一方で上昇の期間はその何倍も長く続くのです。

 

この事実が示しているのは、 「長期的に見れば株価は上昇しやすい」 ということ。

だから暴落しても「売らないこと」が大切なのです。

 

✅ 強気相場・弱気相場とは?

 

強気相場(ブル・マーケット)

 

意味:株価が長期的に上昇している相場のこと。
投資家が「もっと上がるだろう」と強気になって買いが集まり、株価が右肩上がりに伸びていく。
景気拡大や企業の利益成長、投資家心理の改善などが背景にある。
特徴:上昇の期間は長く、平均すると 約5.4年 続いている(過去の米国市場データより)。

 

👉 例:リーマンショック(2008年)から立ち直った後の株価上昇や、コロナショック後の急回復からの上昇局面。

 

弱気相場(ベア・マーケット)

 

意味:株価が20%以上下落し、下落傾向が長期間続く相場のこと。
投資家が「まだ下がるかもしれない」と弱気になり、売りが売りを呼んで株価が下がり続ける。
景気後退や不景気への不安、金融危機、戦争などが背景にあることが多い。
特徴:下落の期間は短く、平均すると 約1.1年 しか続かない(過去の米国市場データより)。

 

👉 例:リーマンショック(2008年)、コロナショック(2020年初頭)の急落局面。

 

覚えておきたいポイント

強気相場は長く、弱気相場は短い
株式市場は歴史的に見れば「右肩上がり」
だからこそ暴落(弱気相場)が来ても慌てて売る必要はない

稲妻の輝く瞬間

「稲妻の輝く瞬間」⚡️を逃すな

 

投資の世界には「稲妻の輝く瞬間」という有名な言葉があります。

これは「株価が急激に上がるごく短い日」のことです。

 

歴史的に見ると、株価は大きく下がった後に急上昇することが多く、その数日は投資リターンに大きく影響します。

 

もしその「数日間」を逃してしまうとどうなるでしょうか?

 

2004年〜2023年のS&P500を例にすると:

 

  • ずっと持ち続けた場合:年平均リターン 9.7%
  • ベスト10日を逃す:5.5%
  • ベスト20日を逃す:2.8%
  • ベスト30日を逃す:0.7%

 

 

たった数日市場にいなかっただけで、長期リターンは大きく落ち込んでしまいます。

 

暴落前に売り、暴落後に買い直そうとする人の多くは、この「稲妻の瞬間」を逃してしまうのです。

 

 

投資家が陥る「行動ギャップ」とは

 

1984年〜2013年の30年間、S&P500の年平均リターンは 11.11% でした。

ところが、S&P500に投資していた投資信託保有者の平均リターンは 3.69% にとどまっていました。

 


なぜこんなに差が出るのでしょうか?

理由はシンプルです。

 


株価が上昇すると「もっと上がるはずだ」と買い増す
株価が下落すると「もうダメだ」と売ってしまう

 

 

つまり、高く買って安く売る という「投資必敗法」を多くの人が無意識に実践してしまっているのです。

 

この差を「投資家の行動ギャップ」と呼びます。

 

投資リターンを下げているのは、実は相場ではなく 投資家自身の余計な行動 なのです。

 

ウォーレン・パフェットの言葉

 

 ダウ平均が19世紀末に66ドルで始まり

100年後に1万1,400ドルになっているのに

損をするなんて、どうやったらできるのでしょうか。

ところが、多くの人は損をしています。

それは、うまくやろうとして市場から出たり

入ったりを繰り返したからです。

 

結構ディスってますね💧

 

※ダウ平均とは

🇺🇸アメリカの代表的な株価指数の1つ

 

(出典:ジェイエル・コリンズ著「父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え」太文字は加筆)

 

 

投資初心者がやるべきことはシンプル

 

ここまでの話をまとめると、投資初心者がやるべきことはとてもシンプルです。

 

  1. 株価が暴落しても売らない
  2. いつでも淡々と積み立てを続ける

 

この2つを徹底するだけで、インデックス投資が持つ「市場全体の成長の恩恵」をしっかり受け取ることができます。

 

長期目線で見れば、資産はグッと増えていく傾向にあるのです。

 

 

インデックス投資と個別株投資は違う

 

ここで注意点をひとつ。

この記事で解説しているのは インデックス投資 の話です。

 

もし「個別株投資」で暴落が起きた場合、会社自体が立ち直れずに株価が戻らないこともあります。

その場合は「逃げる」判断をしないと大きな損失を抱え続けることになるでしょう。

 

インデックス投資は「市場全体に分散されている」ため、長期的に右肩上がりの成長が期待できるのです。

ここをしっかり区別して理解しておくことが大切です。

 

 

投資の一番の敵は「自分自身」

 

投資家の一番の敵は、実は「相場」ではありません。

ダメな行動をしてしまう自分自身 なのです。

 

暴落が来ると怖くて売ってしまう
株価が上がると焦って買い増す
タイミングを読もうとして失敗する

 

こうした行動が、リターンを削ってしまいます。

 

インデックス投資の成功の秘訣は、派手なテクニックではなく 「売らずに持ち続けるホールド力」 にあります。

 

まとめ

まとめ

 

暴落は必ず来るが、弱気相場は平均1.1年と短い
強気相場は平均5.4年と長く、株式市場は基本的に右肩上がり
「稲妻の輝く瞬間」を逃すとリターンが激減する
投資家が損をするのは「行動ギャップ」による余計な売買が原因
インデックス投資は「売らない」「積み立てを続ける」ことが最大の武器
投資の一番の敵は「相場」ではなく「自分自身」

 

 

つまり、暴落時に大切なのは 「売らないこと」。

そしていつも通り淡々と積み立てを続けること。

 


インデックス投資はシンプルですが、実行するのは意外と難しいものです。

しかし、この原則を守り続けられるかどうかが、将来の資産を大きく左右します。

 

インデックス運用とは我慢の対価である」


初心者の方はぜひ今日から「暴落が来ても売らない!」と心に刻んで、長期の資産形成に挑んでみてください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

この記事が少しでも参考になれば幸いです✨