
〜【2025年8月最新版】銀行「預金金利」ランキングTOP3と個人向け国債の比較〜
2025年8月の銀行預金金利ランキングTOP3を紹介。普通預金・5年定期・10年定期の最新相場と個人向け国債の利回りを比較し、資産運用に役立つ情報をわかりやすく解説します。
もくじ
- 1. はじめに
- 2. 預金金利を確認するメリット
- 3. 2025年8月 銀行「預金金利」ランキングTOP3
- 4. 個人向け国債の利回りと比較
- 5. 投資家ウォーレン・バフェットが語る「現金」の価値
- 6. 今後の金利動向と資産運用のヒント
- 7. 金利動向を定期的にチェックする重要性
- 💡 次のステップ
1. はじめに
2025年8月現在、日本の金利は緩やかに上昇傾向にあります。
「銀行預金はほとんど増えない」と言われてきましたが、今では普通預金で0.2%、定期預金で0.7%前後と、少しずつ資産形成に役立つ水準になってきました。
この記事の目的は、
それぞれのトップ3を知り、さらに個人向け国債との比較を通じて、合理的なお金の置き場所を考えることです。
2. 預金金利を確認するメリット
2-1. 無リスクで得られる利回りがわかる
銀行預金は元本保証。つまり、リスクを取らずに得られる利回りの基準になります。
2-2. リスク商品との比較に役立つ
株式や投資信託で3%を狙うとしても、預金で1%近くつくなら「リスクを取る価値があるか?」を判断できます。
2-3. 詐欺商品を見抜くのに役立つ
「年利10%保証!」という甘い誘いは怪しい水準。
銀行預金や国債の金利を知っていれば、相場からかけ離れた詐欺商品を見抜けます。

3. 2025年8月 銀行「預金金利」ランキングTOP3
3-1. 普通預金金利
1位:みんなの銀行 — 0.30%
3位:その他多数(楽天銀行など) — 0.20%
現場、「普通預金」はほぼ横並びです。
このくらいの差なら、あえて1位や2位の銀行に乗り換える必要はないですね。
3-2. 定期預金(5年)金利
1位:大和ネクスト銀行 — 0.70%
2位:UI銀行 — 0.55%
0.4%あたりがボリュームゾーンですが、大和ネクスト銀行は頭一つ飛び抜けている感じですね。
3-3. 定期預金(10年)金利
1位:ソニー銀行 — 0.60%
2位:メガバンク3行、大手地銀、PayPay銀行、楽天銀行 — 0.50%
3位:GMOあおぞらネット銀行 — 0.32%
こちらはソニー銀行が単独トップ❗️
5年モノの定期預金と大した差はなしといったところ。
3-4. 相場としては
日本もようやくデフレを脱してインフレになってきてますが、まだまだ低金利ですね。
👉 定期預金で0.5〜0.7%の利率は、ゼロ金利時代と比べると魅力的です。
これから金利は上がっていくと言われていますが、実際のところどうなるのか、変化が起きつつある時期なのでしっかりアップデートしていきましょう。
4. 個人向け国債の利回りと比較
4-1. 変動10年の利率と定期預金の比較
個人向け国債(変動10年):0.97%(税引前)/約0.77%(税引後)
→ 預金より有利。しかも市場金利に応じて利率が変動するため、金利上昇局面ではさらにメリットあり。
4-2. 固定5年の利率と定期預金の比較
個人向け国債(固定5年):0.97%(税引前)/約0.77%(税引後)
→ 5年定期預金のトップ(0.70%)よりも高い。
4-3. 固定3年の利率
個人向け国債 (固定3年) :0.79% (税引前) /約0.63% (税引後)
個人向け国債全般に定期預金よりも金利は高いし、1年待てば元本割れなしで中途解約もできます。
4-4. 預金と国債、どちらが合理的か?
民間銀行よりも国の方が潰れにくいという点も踏まえると個人向け国債を選ぶ方が合理性が高い。
利回りは国債が有利。特に5年・10年の比較では国債が頭一つ抜けています。
ただし、国債は途中解約に制限があるため、流動性(使いやすさ)では銀行預金に軍配。
※解約時に直近2回分の利子相当額がコストとしてかかる点は注意⚠️
5. 投資家ウォーレン・バフェットが語る「現金」の価値
世界的な投資家ウォーレン・バフェットは、現金の重要性を繰り返し強調してきました。
我々は信念をもって現金を保有している。
現金がなければ
翌日のプレイに参加できない状況は
過去の歴史の中で何度か起こってきたし
未来の歴史の中でも何度か起こるだろ
彼が巨額の資金を動かす際も、まずは現金を厚めに保有し、投資チャンスが訪れたときに一気に動きます。
これは私たち個人にとっても同じです。
こうした「現金ポジションの厚み」が、安心感と投資の柔軟性を生みます。

6. 今後の金利動向と資産運用のヒント
6-1. 金利上昇が個人資産に与える影響
金利上昇は「借り手に不利」「預け手に有利」。住宅ローンは重くなる一方、預金や国債で得られる利息は増えます。
6-2. 銀行預金と国債の使い分け
6-3. 資産形成の「合理的なポジション」
リスクをとれるお金→オルカンやS&P500のようなインデックス資産へ (想定利回り 年5〜7%程度 暴落があると半減する可能性もアリ)
リスクをとれないお金→普通預金や個人向け国債 (変動10年) へ (想定利回り 年0.2%〜1.0% 暴落はないがインフレに弱い)
これよりも
- 利回りが低いのに リスクが高い
- 利回りが低いのに コストが高い
- 利回りが低いのに 縛りが多い(中途換金できない ペナルティが多い)
そういう金融商品を買っている人は要注意❗️
変なモノに時間とお金を奪われないように、くれぐれも気をつけてください。
7. 金利動向を定期的にチェックする重要性
7-1. 金利は固定ではなく「変動」する
銀行預金金利や個人向け国債の利率は、日本銀行の政策金利や市場金利の動きに応じて変化します。
例えば、2024年から日銀がマイナス金利を解除したことで、普通預金金利が 0.001% → 0.3% に急上昇しました。
つまり、数年単位で「預け先の利回りが大きく変わる」可能性があるのです。
7-2. チェックしていないと「機会損失」になる
金利が上がっているのに、昔の0.001%の口座に預けっぱなし…というのは非常にもったいない。
同じ銀行でも「キャンペーン定期」や「ネット銀行限定金利」など、条件で差が出ることもあります。
こまめに比較して乗り換えるだけで、同じ元本でも利息収入が大きく違うのです。
7-3. 金利は「資産運用全体の基準」になる
預金金利が0.1%の時代なら、株式で2〜3%のリターンを狙う意味はありました。
しかし預金で1%近く付くなら、「わざわざリスクを取る必要があるか?」と考え直す必要があります。
金利は投資判断の物差しなので、定期的にアップデートしないとリスクの取りすぎにつながります。
7-4. おすすめのチェック頻度
年1回以上は最新金利を確認する(特に国債の募集条件は毎月変わるので要注意)。
住宅ローンや借入をしている人は、半年に1回はチェックすると安心です。
「1年ごとに最新の金利を確認」するだけで、資産の置き場所を最適化できます。これが長期的な差となって効いてきます。

8. まとめ・結論
- 銀行預金金利は上昇し、普通0.3%・定期0.7%前後が相場。
- 個人向け国債(特に5年・10年)は、銀行預金よりも高利回り。
- バフェットの言葉の通り、現金や安全資産の価値は非常に大きい。
- 搾取さえされなければ誰でもそれなりの資産は築けるものです。
- 今後も金利は変動するため、定期的にアップデートし、自分の資産配分を見直すことが重要です。
💡 次のステップ
これで、金利上昇時代を賢く乗り切れるようになります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事が参考になれば幸いです。