-

マリオットカード改悪
・マリオットカード(正式名称:Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード)は、世界有数のホテルチェーン「マリオット・インターナショナル」と国際的なクレジットカード会社「アメリカン・エキスプレス」が提携し、
発行するクレジットカードです。このカードは、マリオット系列のホテルや旅行の利用が多い方、また高ステータスカードを求める方にとって非常に魅力的なサービスと付帯特典が充実しています。以下では、マリオットカードの概要、主な魅力、具体的な使い方、利用価値、注意点などを、より詳しく説明します。
カードの概要
マリオットカードは、単なるクレジットカードという枠を超え、ホテル会員資格や旅行関連の充実したサービスを包括的に提供しています。特にホテル宿泊時のステータスアップ、ポイント高還元、マイルへの交換の利便性、充実した旅行保険などが最大の特徴です。日本国内では「Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」が広く知られています。
年会費は税込49,500円と高額ですが、毎年のカード利用や更新で得られる特典を活用することで十分に元を取れるカードとされています。入会資格は20歳以上かつ安定した収入がある方、そしてMarriott Bonvoy会員番号の取得が必須となります。
主なメリットと付帯サービス
1. 無料宿泊特典 & ポイント還元
• 毎年カード更新時、前年度利用額が150万円を超えると、最大50,000ポイント分の無料宿泊特典が付与されます。このポイントは、世界各地のマリオット系列ホテルで1泊分として利用することができます。
• カード利用で100円につき3ポイント、マリオット系列ホテルでの利用ではさらにポイントアップ特典があり、日常決済でも効率よくポイントが貯まります。
2. 会員ステータス付与
• このカードを所有するだけで、Marriott Bonvoyのゴールドエリート資格が自動付与されます。ゴールドエリート会員は、ホテル滞在時にレイトチェックアウトや部屋のアップグレード、ウェルカムギフト、追加ポイントなどの優遇を受けられます。
• 年間400万円以上のカード利用で、より上位の「プラチナエリート」資格を獲得可能です。プラチナエリートになると、ラウンジアクセスや無料朝食などの特典が加わります。
3. ポイントの使い道(マイル交換)
• 貯めたポイントは、JAL・ANAをはじめとした世界の多数の航空会社マイレージプログラムに交換も可能です。60,000ポイントごとに5,000マイルがボーナス付与されるため、大量のポイントを一度に交換する場合には非常に有利になります。
• マイル還元率は最大1.25%を誇り、マイルを活用した航空券取得など、旅行好きにはメリットが大きいです。
4. 旅行関連の付帯サービス
• 国内の主要空港ラウンジを本人・同伴者ともに無料で利用可能です。
• 海外旅行傷害保険(最大1億円補償)、航空便遅延補償、手荷物宅配サービス、エアポート送迎など、旅行を快適にするアメックスの各種サービスも充実しています。
• 家族カードも1枚目は無料で発行可能(2枚目以降は追加料金必要)。ご家族で旅行する場合も活用できます。
使い方とポイントの貯め方
マリオットカードはホテル宿泊以外でも日常使いに強みがあります。コンビニやスーパーでの利用、光熱費などの引き落としにも対応しているため、決済額を増やしてポイントを効率的に貯められます。貯まったポイントは宿泊に使ったり、マイルに交換したりして、自身のライフスタイルに合わせた利用が可能です。
さらに、マリオット系列ホテル以外にもSPG、リッツ・カールトン、ウェスティン、シェラトン等、世界8,000軒以上のホテルでポイントプログラムが統一されています。家族や友人との旅行でも複数人での利用がしやすく、大人数や連泊にも対応可能なポイントシステムとなっています。ポイントの有効期限も、利用があれば自動的に延長されるため、長期的なプランニングにも向いています。
どんな人におすすめ?
• マリオット系列ホテルに年1回以上宿泊する人
• JALやANAのマイルを多く利用する人
• 海外旅行や国内旅行を頻繁に楽しむ人
• クレジットカードに高いステータスや付帯サービスを求める人
• 家族での宿泊・旅行をお得にしたい人
年会費は高いものの、旅行やホテル利用の多い方ならば十分に元を取れるケーズが多いです。また、無料宿泊やステータス特典があるため、例えば高級ホテルでもお得な滞在が実現します。
注意点とデメリット
• 年会費が49,500円と高額なため、メリットを最大限活用できない場合は割高に感じることもあります。
• ポイントやマイルの交換レートは時期や対象ホテルによって変動する場合があるため、旅行計画時には事前に公式サイトで確認が必要です。
• 特典やサービスの内容は、今後変更されることがあります。更新前には公式ウェブサイトなどで内容を必ずチェックしましょう。
まとめ
マリオットカードは、ホテル・旅行・マイル・ステータスをフル活用したい方には最強の一枚です。単なるクレジットカードという枠を越え、旅行や出張などの生活を大きく豊かにする、唯一無二の存在です。年間通じてホテルに宿泊する機会がある方は、ポイント・特典・ステータスアップを活用し、年会費以上の価値を享受できるでしょう。旅行好きやホテル好きには間違いなくおすすめのプレミアムカードです。

そのマリオットカードが改悪されます🥲
2025年8月発表を受け、マリオットボンヴォイアメックスカード(マリオットカード)は「大幅な改悪」が行われることとなりました。主な変更点は以下の通りです。
主な改悪ポイント
1. 年会費の大幅値上げ
• 改定前:49,500円(税込)
• 改定後:82,500円(税込)
• 家族カードも2枚目以降は24,750円→41,250円へ値上げ
• 適用は2025年11月引き落とし分から
2. プラチナエリート取得条件の厳格化
• 改定前:年間400万円利用
• 改定後:年間500万円利用(月41.7万円の利用が必要)
• 取得難易度が一層高くなります
3. 無料宿泊特典獲得条件の大幅アップ
• 改定前:年間150万円利用で最大50,000ポイント分の無料宿泊
• 改定後:年間400万円利用で最大75,000ポイント分のホテル(15,000ポイント追加して90,000ポイントまで可)の無料宿泊
• 実質「元が取れる」ハードルが大きく上昇します
4. 公共料金・税金決済のポイント還元率改悪
• 改定前:1.5%
• 改定後:0.5%へ大幅下落
5. 事業用決済でのポイント付与廃止
• 2025年10月28日以降、事業用決済ではポイント付与対象外となります
改悪の背景・ユーザーへの影響
• 年会費、利用条件など負担増によりライトユーザー、中堅層には厳しい内容となり、「現役利用者の多くが解約を検討するレベル」との声が多数です。
• 一方で、年間500万円以上利用するヘビーユーザーやホテル滞在頻度が非常に高い層には、サービスの質向上(ラウンジ利用者減やアップグレード枠増など)が期待される一面もありますが、多くの人が「コスパの悪化」「付帯メリットの大幅縮小」と感じています。
• カードデザイン変更(2025年8月21日以降)など見た目のリニューアルも実施されますが、根本の利用価値に関わる部分の改定が強烈です
まとめ
今回の2025年改定では、
• 年会費の大幅アップ
• 無料宿泊獲得条件・プラチナエリート取得条件の大幅厳格化
• 一部決済でポイント付与の大幅改悪・事業決済廃止
という、「ライトユーザーからすれば大改悪」「ヘビーユーザーでも継続価値を再検討すべき」非常に厳しい内容になっています。マイル交換や付帯サービス自体は維持されますが、これまでの「誰でも得しやすいカード」から「超富裕層・超ヘビーユーザー向けプレミアムカード」へと大きく舵が切られた形です。